空き家は年々増加してきており、社会問題の一つになっています。
両親が高齢で万一の場合を考える機会も多くなった、という方もいらっしゃるでしょう。
今回は、空き家の持つリスクや空き家をどうするか選択肢を解説しますので、今後の計画にぜひお役立て下さい。
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□実家が空き家になってしまうケース
1.ご両親が病気やケガに悩まされるケース
ご両親がご健在でも空き家のリスクを考えておきましょう。
実家にご両親だけで住んでおり、帰省の際もいつも元気だから大丈夫だと安心しきってはいませんか。
病気やケガに突然悩まされるケースも多くなっています。
その際は、ご両親をご自宅へ迎えたり、老人ホームに入居してもらったりして、実家が空き家になることも多々あります。
ご両親がご自分たちだけで生活できなくなった際に考えるのでは、余裕をもった判断ができなくなります。
何かあってから考えるのではなく、前もって考えておくことが重要です。
ご両親がご健在だからといって安心しきるのではなく、万一の際にどのような対処をしておくか考える必要があるでしょう。
また、認知症を発症した場合に備えて、「任意後見人」を検討しておくと安心です。
認知症の発症により、ご家族が実家を売却する手続きが法的に難しくなります。
判断能力が十分にあるうちにご家族のどなたかを任意後見人として契約しておくと、いざというときの手続きも可能に。
任意後見人は公正証書での作成や、親御さんが認知症となった際に家庭裁判所へ申し立てる必要が生じます。
任意後見人の検討の際は司法書士等の専門家へ相談しましょう。
2.ご両親が亡くなられて空き家になるケース
ご両親がお亡くなりになられた場合は、遺産分割の話し合いが長期化して、その間空き家になる恐れもあります。
仮に裁判となれば、財産が実家と預金のみであっても2~3年程度の時間を要したり、家庭裁判所に行かなければならなかったりするため、仕事に影響が及ぶ場合もあります。
□実家が空き家になった場合の問題点
では、実際に空き家の状態になると、どのような問題が生まれるのでしょうか。
・家や塀の倒壊
普段から使っていない建物は老朽化が進み、地震や強風などの自然災害で倒壊するリスクを抱えています。
他にも、屋根の瓦が飛んでいき、通行人に当たってけがをさせてしまう可能性もあります。
・空き巣
家に置いてある家電や金品を盗まれたり、荒らされたりする可能性もあります。
もしも、後々賃貸や売却を考えている場合は、荒らされた分リフォーム費用の負担も。
空き家は犯罪の発生リスクもあるのです。
・不審者や動物の住みつき
浮浪者はもちろん、動物が住みつくことでフンや悪臭や病原菌のリスクもあります。
追い出しや駆除に専門の会社や法律家への依頼が伴うため、ここでも費用負担がかかってしまうでしょう。
・放火のリスク
空き家状態で放火されて、他に被害が及んだ際は、火災保険の適用外になる可能性があります。
放火の場合は、所有者責任があることを念頭に置いておいてくださいね。
・植物の越境
庭のある空き家では、草木が茂り隣家の敷地にまで伸びてしまうことも。
隣からも苦情が来るうえ、草木の除去や除草の費用負担も必要なのです。
□実家が空き家になったらどうする?選択肢は5つ
1.空き家のままにする
今後使用する予定がある、別荘として持っておきたい場合は空き家にしておくのが良いでしょう。
ただし、先ほどご紹介したようなリスクがあったり、定期的なメンテナンスも必要になったりするデメリットがあります。
2.身内内のどなたかが住む
親族のどなたかが相続し、住み続けるのも良いでしょう。
住めた場合は、税制メリットを得られる可能性もありますので、ぜひともチェックしておきたいところです。
3.取り壊す
土地として売却する場合は、更地の方が売れやすい傾向があります。
ただし、更地にすると固定資産税の特例が適用されなくなり、建物ありの場合と比べ、税額が6倍になってしまうのです。
すぐに売れない場合は、固定資産税による負担が増すため慎重に検討しましょう。
4.人に貸す
売却したくない場合は、賃貸物件として貸し出すと良いでしょう。
築古の物件を貸し出すためには、リフォームが不可欠。
さらに、税金や管理会社へ支払う費用、修繕費もかかります。
コストや家賃収入の試算をしっかりと行うことをおすすめします。
5.売却する
空き家の売却は空き家所有の際に起こりうるリスクを一挙に解決できます。
管理の手間や近隣への迷惑が解消できるおすすめの選択肢です。
ただし、空き家の増加に伴い、空き家は売るに売れない状態になることも。
売却をお考えの際は早めの決断をしたほうが良いでしょう。
□まとめ
実家は、両親の突然の病気やお亡くなりになった際に、人が住まなくなり、空き家になる可能性があります。
安心できる内に、ご両親への対応はもちろん実家の対処についても考えておきましょう。
空き家はリスクや管理の手間を抱えているもの。
利用したり、住んだりする予定がない場合は売却してしまうのがおすすめです。
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