マンション売却と団信!解約で返金される?損しないための賢い対応とは?

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マンション売却と団信!解約で返金される?損しないための賢い対応とは?

マンションを売却する際に、団信(団体信用生命保険)の解約について悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
せっかく払ってきた団信の保険料、解約すれば返金されるのか、それとも無駄になってしまうのか。
将来設計をしっかり考え、無駄な出費を抑えたいと考えている方のために、マンション売却と団信の解約に関する情報をまとめました。
この記事では、団信の解約で返金されるケースとされないケース、それぞれの注意点や返金額の計算方法などを解説することで、賢くマンション売却を進めるためのサポートをします。

□マンション売却と団信の関係

マンション売却を検討している人が必ず知っておくべき、団信の解約に関する基礎知識を解説します。

1:団信とは何か

団信とは、住宅ローンなどの融資を受けている人が、死亡や高度障害になった場合に、残りの借入金を保険金で支払ってくれる保険です。
借入金の返済が免除されるため、家族に経済的な負担をかけずに済みます。
団信は、金融機関が生命保険会社と契約して、融資を受ける人に提供しています。

2:団信の解約と返金

団信の解約は、住宅ローンの完済と同時に自動的に行われるケースが一般的です。
しかし、住宅ローンの完済前にマンションを売却する場合には、団信の解約を検討する必要があります。
団信の解約時には、払い過ぎた保険料の一部が返金されるケースがあります。

3:返金されるケースとされないケース

団信の解約で返金されるかどうかは、団信の契約内容によって異なります。
一般的には、以下のようなケースで返金される可能性があります。

・団信の保険料を借主が負担している場合
・団信の保険料が、住宅ローンの金利に上乗せされていない場合
・住宅ローンの完済前に解約する場合

一方、以下のようなケースでは返金されない可能性が高いです。

・団信の保険料を金融機関が負担している場合
・団信の保険料が、住宅ローンの金利に上乗せされている場合
・住宅ローンの完済後に解約する場合

4: 団信解約のタイミングと注意点

団信を解約するタイミングは、マンション売却の時期と密接に関係しています。

・マンション売却前に解約する場合

マンション売却前に団信を解約する場合、解約手続きが完了するまでに時間がかかる可能性があります。
そのため、売却前に十分な余裕を持って手続きを進める必要があります。

・マンション売却後に解約する場合

マンション売却後に団信を解約する場合、売却代金からローン残債を返済した後、残りの金額から団信の解約手続きを行い、返金を受け取ることができます。

5: 団信解約の手続き

団信の解約手続きは、金融機関または団信を提供している生命保険会社に連絡し、必要書類を提出することで行えます。
具体的な手続き方法については、金融機関または生命保険会社に問い合わせてください。

マンション売却と団信の関係

□団信の解約で返金されるケース

団信の解約で返金されるケースについて、具体的な計算方法や返金額の目安、返金される時期、注意点などを解説します。

1:返金額の計算方法

団信の返金額は、支払った保険料から未経過の保障期間に相当する金額を差し引いて計算されます。
具体的には、以下の計算式で算出されます。

・返金額 = (1年分の保険料 × 未経過の保障月数 / 12) – 事務費相当額

※事務費相当額は、保険会社によって異なります。

例えば、1年分の保険料が10万円、未経過の保障月数が6ヶ月、事務費相当額が1,000円の場合、返金額は以下のようになります。

・返金額 = (10万円 × 6ヶ月 / 12) – 1,000円 = 4,000円

2:返金額の目安

団信の返金額は、住宅ローンの借入期間や金利、保険料の支払い方法などによって異なります。
目安としては、借入期間が長くなればなるほど、返金額は少なくなります。
また、保険料を早期に解約するほど、返金額は多くなります。

3:返金される時期

団信の返金は、解約手続きが完了した後に行われます。
解約手続きから返金までに、数週間から数ヶ月かかる場合もあります。

4:注意点

返金額は、あくまでも目安です。
実際の返金額は、保険会社によって異なる場合があります。
解約手続きを行う前に、必ず金融機関または生命保険会社に問い合わせて、返金額を確認してください。

団信の解約で返金されないケース

□団信の解約で返金されないケース

団信の解約で返金されないケースについて、返金されない理由や、返金されない場合でも損をしないための対応策などを解説します。

1:返金されない理由

団信の解約で返金されない主な理由は、以下のとおりです。

・団信の保険料を金融機関が負担している場合
・団信の保険料が、住宅ローンの金利に上乗せされている場合
・住宅ローンの完済後に解約する場合

2:返金されない場合の対応策

団信の解約で返金されない場合でも、損をしないように、以下のような対応策を検討することができます。

・住宅ローンの繰り上げ返済
住宅ローンの残債を減らすことで、団信の保険料負担を減らすことができます。

・団信の保険内容の見直し
団信の保険内容を見直すことで、保険料を安く抑えることができる場合があります。

・他の保険への加入
団信の代わりに、生命保険などの他の保険に加入することで、死亡や障害に対する備えをすることができます。

団信の解約で返金されない場合は、上記の対応策を検討することで、損失を最小限に抑えることができます。

□まとめ

マンション売却時の団信の解約は、返金されるケースとされないケースがあり、それぞれに注意点があります。
団信の解約を検討する際には、まず自分の団信の契約内容をよく確認し、返金されるかどうかを把握することが重要です。
返金されない場合でも、住宅ローンの繰り上げ返済や団信の保険内容の見直しなど、損失を最小限に抑える対策を検討しましょう。
今回の記事が、あなたのマンション売却をスムーズに進める一助となれば幸いです。

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中本伸也

投稿者

中本伸也

15年以上不動産業界に従事し、宅地建物取引士や賃貸経営不動産取引士、ファイナンシャルプランナーなどの資格を持つ専門家です。不動産に関するお悩みやご質問は、ぜひ私どもにご相談ください。豊富な経験と知識で最適なご提案とサポートをいたします。お気軽にお問合せください。

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