住宅ローン審査に通らない理由と改善策!住み替えローンの審査基準も紹介

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住宅ローン審査に通らない理由と改善策!住み替えローンの審査基準も紹介

住宅ローンの審査に落ちてしまった、あるいはこれから申し込む予定で不安を抱えている方もいるのではないでしょうか。
今回は、住宅ローンの審査に通らない原因を具体的に解説し、住み替えローンの審査に通るための対策、そして住宅ローン審査の基準について説明します。

住宅ローンの審査に通らない原因

住宅ローンの審査に通らない原因は様々です。
大きく分けて、自身の経済状況、信用情報、そして勤続年数などが影響します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。

年収が基準に満たない

多くの金融機関では、年収に対して借入可能額の上限を設定しています。
年収が低すぎる場合、返済能力が低いと判断され、審査に通らない可能性が高まります。
例えば、年収300万円で5000万円の住宅ローンを希望した場合、返済比率が高くなり、審査が厳しくなるでしょう。
また、金融機関によっては、年収に対する借入額の比率だけでなく、毎月の返済額が年収の何パーセントかを基準に審査を行う場合もあります。
そのため、希望する住宅価格と年収を比較検討し、現実的な金額を検討することが重要です。

他の借入が多い

すでにクレジットカードの借金や、自動車ローン、消費者金融からの借入など、他の借入が多い場合も審査に不利に働きます。
複数の借入を抱えていると、返済能力に不安があると判断される可能性が高いためです。
全ての借入額と返済額を合計し、毎月の返済額が年収の何パーセントを占めるかを計算することで、自身の返済能力を客観的に把握することができます。
この比率が高いと、審査に通りにくくなる可能性が高いです。

信用情報に傷がある

過去にクレジットカードの支払いを滞納したり、ローンの返済が遅れたりしたなどの信用情報に傷があると、審査に大きな影響を与えます。
信用情報機関に記録された情報は、金融機関が審査を行う際に必ず確認されます。
過去の信用情報に問題があると、返済能力に疑問符がつき、審査が通らない可能性が高くなります。
信用情報機関から自身の信用情報を取得し、確認することをお勧めします。

勤続年数が短い

勤続年数が短い場合も、安定した収入が得られるかどうかの判断が難しく、審査に影響します。
特に転職を繰り返している場合、安定した雇用状況にあると判断されにくく、審査が厳しくなる傾向があります。
金融機関によっては、勤続年数に具体的な基準を設定している場合もありますので、事前に確認することが重要です。

住み替えと繰り上げ返済のデメリット

住み替えローンの審査に通るにはどうすればいい?

住み替えローンの審査に通るためには、いくつかの対策があります。
審査に有利に働くよう、自身の状況を改善することが重要です。

頭金を増やす

頭金を多く用意することで、借入額を減らすことができます。
借入額が減れば、返済能力が高く評価され、審査に通りやすくなります。
頭金を用意するために、貯蓄を増やす、または現在の住宅を売却して資金を調達するなどの方法があります。

借入額を減らす

希望する住宅価格を下げる、または住宅の種類を見直すなどして、借入額を減らすことで審査に通る可能性を高めることができます。
例えば、よりコンパクトな住宅を検討したり、中古物件を検討したりすることで、借入額を抑えることができます。

他のローンを完済する

他のローンを完済することで、返済能力が向上し、審査に有利に働きます。
特に、クレジットカードの借金や高金利のローンは、優先的に完済することをおすすめします。

信用情報を修復する

過去に信用情報に傷がある場合、まずは信用情報を修復する必要があります。
信用情報機関に問い合わせて、問題点を改善し、信用情報の修復に取り組むことが重要です。

住宅ローン審査の基準

住宅ローン審査の基準は金融機関によって異なります。
審査プロセスや重視する点についても、それぞれに違いがあります。

金融機関によって審査基準は異なる

各金融機関は独自の審査基準を持っています。
年収、借入額、信用情報、担保物件の評価など、様々な要素を総合的に判断して審査を行います。
そのため、ある金融機関で審査に落ちたとしても、別の金融機関では審査に通る可能性もあります。
金融機関への相談を検討することが重要です。

スコアリング審査と人的審査がある

住宅ローン審査には、スコアリング審査と人的審査の2種類があります。
スコアリング審査は、過去のデータに基づいて自動的に審査を行うもので、迅速な審査が可能です。
一方、人的審査は、審査担当者が個々の状況を詳しく審査するもので、より柔軟な対応が期待できます。

属性や返済能力が重視される

審査では、年齢、職業、勤続年数などの属性と、返済能力が重視されます。
安定した収入と返済能力があれば、審査に通る可能性が高まります。

担保評価も重要な要素

担保となる不動産の評価も、審査に大きく影響します。
不動産の価値が低すぎると、審査に通りにくい可能性があります。

まとめ

住宅ローンの審査に通るためには、年収、借入状況、信用情報、そして勤続年数など、様々な要素が影響します。
審査に落ちた場合は、原因を分析し、改善策を講じる必要があります。
頭金を増やす、借入額を減らす、他のローンを完済する、信用情報を修復するなど、具体的な対策を講じることで、住み替えローンの審査に通る可能性が高まります。
また、金融機関によって審査基準が異なるため、複数の金融機関に相談し、比較検討することが重要です。
それぞれの金融機関の審査基準を理解し、自身の状況に合った対策を取ることで、住宅ローン審査をクリアできる可能性が高まります。
当社は、不動産売買のサポートをしております。
熊本市周辺で不動産売買をお考えの方は、ぜひ当社にお任せください。

中本伸也

投稿者

中本伸也

15年以上不動産業界に従事し、宅地建物取引士や賃貸経営不動産取引士、ファイナンシャルプランナーなどの資格を持つ専門家です。不動産に関するお悩みやご質問は、ぜひ私どもにご相談ください。豊富な経験と知識で最適なご提案とサポートをいたします。お気軽にお問合せください。

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