今の住まいを手放して、より快適な住居へ住み替えたいと考えているかもしれません。
しかし、住宅ローンの残債があるために、住み替えをためらっている人も多いのではないでしょうか。
そんな方に朗報です。
実は、住宅ローンの残債があっても、安心して住み替えができる方法があります。
それが、この記事で詳しく解説する「売り先行」という方法です。
「売り先行」とは、現在の自宅を先に売却し、その後で新居を探し購入する方法です。
住宅ローンの残債があっても、売却代金が確定してから新居を探せるため、資金計画が立てやすく、購入予算が明確になります。
この記事では、「売り先行」のメリットや注意点などを詳しく解説していきますので、ぜひ最後まで読んで、住み替えの参考にしてみてください。
□住み替えは「売り先行」と「買い先行」の2つ
住み替えは大きく分けて、次の2つの方法があります。
1:「売り先行」
「売り先行」とは、現在の自宅を先に売却してから、その後で新居を探す方法です。
売却代金が確定してから新居を探すため、資金計画が立てやすく、購入予算が明確になります。
また、売却代金を新居の頭金に充てることで、住宅ローンの負担を軽減することもできます。
2:「買い先行」
「買い先行」とは、先に新居を購入し、その後で現在の自宅を売却する方法です。
新居が先に決まるため、住み替えの計画が立てやすいというメリットがあります。
しかし、現在の自宅が売れない場合、ダブルローンを抱えることになり、資金計画が難しくなる可能性があります。
どちらの方法が自分に合っているのか、メリットとデメリットを比較検討して、慎重に決めることが大切です。
□住宅ローン完済前に住み替えをする「売り先行」のメリット
住宅ローン完済前に住み替えをする「売り先行」には、次のようなメリットがあります。
1:資金計画が立てやすい
「売り先行」では、まず現在の自宅を売却することで、売却代金が確定します。
売却代金が確定することで、新居の購入予算が明確になり、資金計画を立てやすくなります。
例えば、現在の自宅を3,000万円で売却できるとわかれば、新居の購入予算は3,000万円までと決まります。
これにより、物件探しの際に価格に迷うことなく、予算に合った物件を効率的に探すことができます。
一方、「買い先行」では、現在の自宅の売却代金が未確定のため、資金計画が立てにくく、購入予算も明確になりません。
そのため、思っていたよりも高額な物件を購入してしまうリスクもあります。
2:購入検討者に直接物件の魅力を伝えられる
「売り先行」の場合、現在の自宅に住みながら売却活動を行うため、購入検討者に対して、物件の情報を直接伝えることができます。
例えば、物件の周辺環境や、日当たり、騒音などの情報、そして、あなたが実際に住んでみて感じた良い点や改善点などを直接伝えることができます。
このような、物件の情報を直接伝えることは、購入検討者に物件の魅力をより深く理解してもらい、より良い条件で売却できる可能性を高めることにつながります。
3:売却代金を新居の頭金に充てることができる
「売り先行」では、売却代金が確定してから新居を探すため、その売却代金を新居の頭金に充てることができます。
頭金を多くすることで、住宅ローンの借り入れ額を減らすことができ、毎月の返済額を抑えることができます。
例えば、3,000万円で売却した自宅の売却代金を、新居の頭金として全額充当すれば、住宅ローンの借り入れ額は大幅に減り、毎月の返済額も軽減されます。
結果として、住宅ローンの負担を軽減し、よりゆとりある生活を実現することができます。
□住宅ローンが残っている場合は?住み替えローンの注意点
住宅ローンが残っている場合は、住み替えローンを利用することもできます。
住み替えローンとは、住宅ローンの残債と新居の購入資金を合わせて借り入れることができるローンです。
1:住み替えローンの審査は厳しい
住み替えローンは、住宅ローンの残債と新居の購入資金を合わせて借り入れるため、審査が厳しくなる傾向があります。
特に、住宅ローンの残債が多い場合は、審査に通らない可能性もあります。
2:借り入れられる金額が限られる
住み替えローンは、金融機関によって借り入れられる金額が限られています。
そのため、希望する金額を借り入れられない場合もあります。
3:金利が高い
住み替えローンは、住宅ローンよりも金利が高い場合が多いです。
そのため、返済額が高くなる可能性があります。
住み替えローンを利用する際は、事前に金融機関の条件をよく確認し、自分に合ったローンかどうかを判断することが大切です。
□まとめ
この記事では、住宅ローンの残債があっても安心して住み替えができる「売り先行」という方法について解説しました。
「売り先行」は、売却代金が確定してから新居を探せるため、資金計画が立てやすく、購入予算が明確になるというメリットがあります。
また、売却代金を新居の頭金に充てることで、住宅ローンの負担を軽減することもできます。
ただし、住み替えローンを利用する際は、審査が厳しく、借り入れられる金額が限られている場合もあるなど、注意すべき点があります。
住み替えローンを利用する際は、事前に金融機関の条件をよく確認することが大切です。
住み替えは人生にとって大きな決断です。
「売り先行」か「買い先行」か、どちらの方法が自分に合っているのか、メリットとデメリットを比較検討し、慎重に決断しましょう。
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