不動産売却確定申告必要書類完璧ガイド|書類作成から申告方法まで解説

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不動産売却確定申告必要書類完璧ガイド|書類作成から申告方法まで解説

不動産を売却した経験があり、確定申告の手続きに不安を感じているあなたへ。
確定申告に必要な書類を全て把握したいと考えているあなたへ。
この記事では、不動産売却後の確定申告に必要な書類を網羅的に解説し、申告方法を分かりやすく説明します。
これを読めば、あなたが安心して確定申告手続きを進められるようにサポートします。

□不動産売却後の確定申告に必要な書類

不動産を売却した後、その翌年には確定申告が必要となります。
確定申告では、売却によって得た利益(譲渡所得)に対して税金を支払う必要があります。

確定申告に必要な書類は、売却した不動産の種類や状況によって異なりますが、基本的には以下の10種類の書類を揃える必要があります。

1: 確定申告書B様式(第一表)

確定申告書B様式(第一表)は、不動産売却による所得を申告するために必要な書類です。
最寄りの税務署や市役所などで入手できます。
この書類には、売却した不動産に関する情報や、売却によって得た利益などを記入します。

2: 確定申告書第三表(分離課税用)

確定申告書第三表(分離課税用)は、不動産売却による所得を申告するために必要な書類です。
最寄りの税務署や市役所などで入手できます。
この書類には、売却した不動産に関する情報や、売却によって得た利益などを記入します。

3: 本人確認書類

確定申告書を提出する際には、本人確認書類の提出が必須です。
運転免許証、パスポート、健康保険証などの写真付きの身分証明書、または住民票などの書類が必要です。

4: 登記事項証明書

登記事項証明書は、売却した不動産の所有者や権利関係などを証明する書類です。
法務局で取得できます。
法務局の窓口で、不動産の所在地、地番などを記入した登記事項証明書交付請求書を提出することで取得できます。

5: 譲渡所得の内訳書

譲渡所得の内訳書は、不動産売却後に国税局から郵送される書類です。
この書類には、売却した不動産の取得価格、売却価格、経費などを記入します。
この書類は、確定申告書を作成する際に必要となります。

6: 取得費用が確認できる領収書の写し

不動産を取得した際に支払った費用(取得費用)を確認できる領収書を揃えておきましょう。
具体的には、不動産購入代金、仲介手数料、印紙税、登記費用、不動産取得税、測量費用などの領収書が必要です。

7: 譲渡費用が確認できる領収書の写し

不動産売却の際に支払った費用(譲渡費用)を確認できる領収書も必要です。
具体的には、仲介手数料、印紙税、登録免許税、解体費用などの領収書が必要です。

8: 不動産売買契約書

不動産売買契約書は、売主と買主が不動産の売買について合意した内容を記載した書類です。
売却した不動産に関する情報が記載されているため、確定申告の際に必要となります。

9: 固定資産税の課税明細書

固定資産税の課税明細書は、売却した不動産の評価額が記載されている書類です。
税務署や市役所などで取得できます。

10: その他の必要書類

上記以外にも、状況に応じて必要となる書類があります。
例えば、不動産売却に特例制度を適用する場合には、特例制度の要件を満たすことを証明する書類が必要です。

□不動産売却後の確定申告に必要な書類

□確定申告書の書き方

確定申告書は、国税庁のホームページからダウンロードするか、税務署で入手できます。
確定申告書は、第一表と第三表の2つの書類に分けられます。

1: 確定申告書第一表の記入方法

確定申告書第一表には、あなたの所得に関する情報、例えば給与所得、事業所得、不動産所得などを記入します。

2: 確定申告書第三表の記入方法

確定申告書第三表には、不動産売却による所得に関する情報、例えば売却価格、取得価格、経費などを記入します。

3: 電子申告(e-Tax)の利用方法

確定申告書は、インターネットを通じて電子申告(e-Tax)で提出することもできます。
e-Taxを利用するには、事前に国税庁のホームページからe-Taxソフトをダウンロードする必要があります。

□確定申告書の書き方

□特例を使う場合の必要書類

不動産売却には、税金を軽減できる特例制度がいくつかあります。
特例制度を利用することで、税金を大幅に減らすことができる場合があります。

1: 居住用財産を譲渡した場合の3,000万円控除の特例

この特例は、自分が住んでいたマイホームを売却した場合に、3,000万円までの特別控除を受けることができる制度です。
譲渡所得が3,000万円以下であれば、所得税等はかからないことになります。

2: 居住用財産を売却した場合の軽減税率の特例

この特例は、自分が住んでいたマイホームを売却した場合に、譲渡所得に対する税率を軽減できる制度です。

3: 相続財産を譲渡した場合の取得費加算の特例

この特例は、相続によって取得した不動産を売却した場合に、相続税を支払った金額を取得費用に加算できる制度です。

4: 被相続人の居住用財産を売却した場合の3,000万円控除の特例

この特例は、相続によって取得したマイホームを売却した場合に、3,000万円までの特別控除を受けることができる制度です。

5: 特定居住用財産の買換え特例

この特例は、マイホームを売却して別のマイホームを購入した場合に、譲渡所得に対する税金を軽減できる制度です。

6: 譲渡所得がマイナスになった場合の損益通算及び繰越控除の特例

この特例は、不動産売却によって譲渡所得がマイナスになった場合に、他の所得と損益通算したり、翌年に繰り越して控除したりできる制度です。

7: 収用等で土地を売却した場合の特別控除の特例

この特例は、収用などで土地を売却した場合に、譲渡所得から最高5,000万円までの特別控除を受けることができる制度です。

□まとめ

不動産売却後の確定申告では、売却した不動産の種類や状況によって、必要な書類が異なります。
この記事で紹介した書類に加え、特例制度を利用する場合は、特例制度の要件を満たすことを証明する書類が必要となります。
確定申告は、売却した不動産に関する情報が正しく申告されているかを確認することが重要です。
そのため、確定申告の前に、必要な書類をしっかりと揃え、内容を理解しておくことが大切です。
万が一、書類作成や申告方法が分からない場合は、税務署や税理士に相談することをおすすめします。

中本伸也

投稿者

中本伸也

15年以上不動産業界に従事し、宅地建物取引士や賃貸経営不動産取引士、ファイナンシャルプランナーなどの資格を持つ専門家です。不動産に関するお悩みやご質問は、ぜひ私どもにご相談ください。豊富な経験と知識で最適なご提案とサポートをいたします。お気軽にお問合せください。

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