空き家売れない?原因と解決策を解説!実家の売却を成功させるための5つの方法

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空き家売れない?原因と解決策を解説!実家の売却を成功させるための5つの方法

実家の空き家を所有していて、売却を検討しているけど、なかなか売れない…そんな悩みをお持ちのあなたは、決して一人ではありません。

「なぜ売れないんだろう。」「どうすれば売却できるんだろう。」と、不安に思っている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、空き家が売れない原因を具体的に解説するとともに、売却を成功させるための5つの方法を紹介します。

この記事を読めば、あなたの空き家売却に対する不安が解消され、スムーズに売却を進めることができるようになるはずです。
ぜひ最後まで読んで、実家の空き家売却を成功させましょう。

□空き家が売れない原因

空き家が売れない原因は様々ですが、大きく3つに分けられます。

1: 立地が悪く生活に不便な場所にある

「駅から徒歩10分以上かかる」「周辺にスーパーやコンビニがない」「公共交通機関のアクセスが悪い」といった立地条件は、買い手にとって大きなネックとなります。

特に、都心部では駅からの距離が売却価格に大きく影響し、徒歩10分圏内とそれ以外では大きな価格差が生じることがあります。

2: 建物の状態が悪く、そのままでは居住できない

築年数が古く、老朽化が進んでいたり、雨漏りやシロアリ被害など、居住に支障をきたすような欠陥がある場合、売却は難しくなります。

買い手は、購入後すぐに住める物件を求めるため、リフォームが必要な物件は敬遠されがちです。

3: 法律による制限があり、建て替えができない

建物の構造や用途に関する法律によって、建て替えが制限されている場合もあります。

例えば、都市計画法や建築基準法などの法律によって、建ぺい率や容積率が制限されている場合があります。
また、景観条例によって、建物の外観が規制される場合もあります。

これらの制限によって、建物の用途が限定されてしまい、買い手がつきにくい場合があります。

これらの原因に加えて、近隣住民とのトラブルや、相続問題など、様々な要因が重なり合って、空き家が売れない状況が生まれます。

□空き家が売れない原因

□空き家売却を成功させる5つの方法

では、空き家を売却するためにはどうすれば良いのでしょうか。具体的な方法を5つご紹介しましょう。

1: 売り出し価格を見直す

まず、現在の売り出し価格が適正かどうかを見直してみましょう。

不動産会社に査定を依頼し、周辺の物件相場と比較することで、適正な価格帯を把握することができます。

売却価格が高すぎる場合は、値下げを検討する必要があるかもしれません。

2: 「古家付き土地」として売却する

建物の状態が悪く、リフォームが難しい場合は、土地のみを売却する「古家付き土地」として売却する方法も検討できます。

この場合、建物の価値は考慮されず、土地の価格のみで売却することになります。

ただし、解体費用は売主負担となるため、売却価格から解体費用を差し引いた金額が売却益となります。

3: 更地にして売却する

建物の老朽化が激しい場合は、解体して更地にして売却する方法も有効です。

更地にすることで、建物の状態を気にせずに済むため、買い手にとって魅力的な物件となります。

ただし、解体費用は売主負担となるため、売却価格から解体費用を差し引いた金額が売却益となります。

4: 買取業者に依頼する

売却を急いでいる場合や、仲介手数料を節約したい場合は、買取業者に依頼する方法もあります。

買取業者は、不動産を買い取ってくれる業者なので、仲介手数料はかかりません。

ただし、買取価格は仲介売却よりも安くなる場合が多いので、事前に複数の業者から査定を受けて、比較検討することが大切です。

5: 不動産会社を見直す

不動産会社に売却を依頼している場合は、担当者や不動産会社を見直してみるのも有効です。

担当者が積極的に活動をしていない、あるいは、物件の販売戦略が適切ではない場合は、別の不動産会社に依頼することを検討しましょう。

また、媒介契約の種類を見直すことも重要です。

媒介契約には、「専任媒介契約」「専属専任媒介契約」「一般媒介契約」の3種類があり、それぞれに特徴があります。

それぞれの契約内容を理解した上で、自分に合った契約を選択することが大切です。

□専門家に相談しよう

空き家の売却は、法律や税金などの知識が必要なだけでなく、様々な手続きや交渉が発生するため、専門家のサポートが必要になる場合があります。

売却をスムーズに進めるためには、不動産会社や買取業者に相談することをおすすめします。

不動産会社では、物件の査定や売却活動、法律や税金に関するアドバイスなど、売却に関する様々なサポートを受けることができます。

買取業者では、物件の買取価格や売却時期、売却後の手続きなどについて相談することができます。

専門家のアドバイスを参考に、売却方法や売却価格などを検討することで、より有利に売却を進めることができるでしょう。

□専門家に相談しよう

□まとめ

この記事では、空き家が売れない原因と、売却を成功させるための5つの方法を紹介しました。

空き家は、放置しておくと固定資産税などの費用がかかるだけでなく、近隣住民とのトラブルや、倒壊による事故などのリスクも発生する可能性があります。

売却を検討している場合は、早めの対応が大切です。

専門家のアドバイスを受けながら、適切な売却方法を選択し、スムーズに売却を進めましょう。

気になるQ&A

Q:空き家や実家が売れない原因は?
A:主な原因は、①相場に比べて売却価格が高すぎる、②建物の老朽化や設備の古さ、③立地条件が悪い、④宣伝不足、⑤相続登記など権利関係の不備、などが挙げられます。これらを一つずつ解消することが売却成功の近道です。


Q:売却価格の見直しは必要?
A:はい。相場より高いと購入希望者が現れにくいため、適正価格に調整することが重要です。複数の不動産会社に査定を依頼して市場価格を把握し、値下げも含めて柔軟に検討しましょう。


Q:老朽化した建物はどうすればいい?
A:リフォームやリノベーションを行って価値を高める方法がありますが、費用対効果を考える必要があります。場合によっては解体して更地にした方が売れやすくなることもあります。自治体の解体補助金を活用できるケースもあるため確認しましょう。


Q:立地が悪い場合の解決策は?
A:交通の便が悪い、周辺環境に魅力が少ない場合でも、「別荘用」「セカンドハウス」「賃貸経営用地」など利用目的を変えることで需要が見込めます。地域の不動産会社に相談し、ターゲット層を広げて販売活動を行うのが効果的です。


Q:売却を成功させる5つの方法は?
A:①適正価格で売り出す、②建物の修繕や解体を検討する、③不動産会社を複数比較して選ぶ、④空き家バンクやインターネット広告を活用する、⑤相続登記など法的な整理を済ませておく、の5点です。これらを実行することで売却の可能性が高まります。

中本伸也

投稿者

中本伸也

15年以上不動産業界に従事し、宅地建物取引士や賃貸経営不動産取引士、ファイナンシャルプランナーなどの資格を持つ専門家です。不動産に関するお悩みやご質問は、ぜひ私どもにご相談ください。豊富な経験と知識で最適なご提案とサポートをいたします。お気軽にお問合せください。

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