空き家の処分はどんな方法がある？注意点も併せておさらいします

空き家をお持ちの方は、どのように扱うかお困りではないでしょうか。
相続などで持つことになっても処分方法に困りがちな空き家ですが、できるだけ早く処分するのがおすすめです。
今回は、なぜ空き家を処分した方が良いのかと、実際に処分する場合の具体的な方法、その際の注意点をお伝えします。
ぜひ参考にして、後悔のない判断にお役立てくださいね。

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□空き家を処分した方が良いのはなぜか

ここでは、空き家を処分した方が良い理由を4つ紹介します。

１つ目は、放置すると費用がかかるためです。
処分がわからず放置してしまう方は多いですが、その場合、維持管理に費用や手間がかかります。
具体的には、固定資産税や光熱費、火災保険料、老朽化した際の修繕費などがかかることになり、放置すればするほどかかる費用は増えていきます。

2つ目は、劣化が早まることです。
人が住まなくなった家では、老朽化するスピードが早くなるという特徴があります。
その理由は、換気の頻度が下がることにより湿気がたまったり、害虫や害獣が住み着くことによって腐食が進んでしまったりすることにあります。
そのため、処分するまでは定期的に換気や掃除をする必要があります。

3つ目は、周辺住民とのトラブルに発展する可能性があることです。
空き家を放置し、ゴミ屋敷になってしまったり、害虫や害獣が住み着いたり、倒壊や植木の侵食などが起こったりすると、周囲の住民に迷惑をかけてしまうことになります。
特定空き家に指定されてしまった場合、固定資産税が増えるなどさまざまなデメリットがあるので注意しましょう。

4つ目は、被災のリスクや相続問題です。
日本では地震や台風などの自然災害がよく起こるため、もし被災してしまった場合に売却できなくなることもあります。
また、相続問題を放置することにもつながるため、早めに手放してしまった方が良いでしょう。

□空き家を処分する方法をご紹介！

ここでは、空き家を処分する具体的な方法を3つ紹介します。

1つ目は、売却する方法です。
もっとも一般的で、早く現金化してしまいたい人におすすめの方法です。
売却した場合のみ、すぐに対価を得ることができるというメリットがあります。
ただし空き家が古かったり、立地が悪かったりすると買い手が見つからない可能性もあるので注意が必要です。

売却をする場合には、中古住宅、もしくは古家付き土地としてそのまま販売する方法のほか、更地にして土地を販売する方法、リフォームしたあとに販売する方法、不動産会社に買い取ってもらう方法があります。
それぞれの方法で売却価格が大きく異なるため、シミュレーションをしてよく検討することをおすすめします。

2つ目は、第三者に無償譲渡する方法です。
得られる代金はありませんが、今すぐに手放したい人におすすめの方法です。
売買価格がゼロのため、早期に譲渡できる可能性が高いです。
そのため、維持費や固定資産税を払う期間が少なくて済むうえ、空き家の維持管理のコストや手間もかかりません。

売却したくても買い手がなかなか見つからない場合には、無償譲渡してしまうという方法を検討してみるのも良いでしょう。

3つ目は、空き家を有効活用する方法です。
この場合には、賃貸物件として貸し出す、駐車場や太陽光発電などに転用するといった方法が考えられます。
空き家を有効活用するメリットは、やはり家賃収入や駐車場収入などの持続的な収入を得られることでしょう。
せっかくの資産を手放さず活用したいとお考えであれば、ぜひ検討してみてください。
ただし、経営するために知識やノウハウが必要になるうえ、空室リスクや経営の初期投資、維持費用がかかる点には注意が必要です。

□空き家を処分する際の注意点をご紹介！

ここまで空き家を処分するべき理由や具体的な処分方法についてお伝えしてきました。
では、実際に処分する場合にはどのようなことに注意したらよいのでしょうか。

空き家を処分する際には、次の2点に注意しましょう。

1つ目は、安易にリフォームをしないことです。
売却をする場合に、リフォームをした方が買い手がつくのでは、と考えることもあるかもしれません。
しかし、リフォームをするとなると数十万～数百万の費用がかかります。
リフォーム後の売却価格がリフォームにかかった費用を上回るとは限らないため、一般的にはそのままの状態で売却するのがおすすめです。

2つ目は、安易に解体しないことです。
先ほどのリフォームと同様、解体をする場合にも解体費用がかかります。
数百万円の費用が掛かっても、買い手がつくとは限りません。
さらに、住宅を解体してしまって土地だけになった場合、固定資産税の負担額が6倍になってしまうというデメリットもあります。
そのため、安易な解体はおすすめしません。

□まとめ

今回は、空き家の処分方法について詳しくお伝えしました。
最後に注意点をお伝えしましたが、ご自分の空き家の場合はどのように処分したらよいのか、不安に思われた方もいらっしゃるでしょう。
ご不明な点等ございましたら、お気軽にご相談ください。
熊本市周辺で空き家の処分をお考えでしたら、ぜひ当社までご連絡ください。

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