不動産の価格には、売出価格、成約価格、査定価格の3つがあります。
売出価格は売買仲介の際に買主を募集する為の広告をする価格です。売主様と協議の上、決定します。売買仲介でご依頼の場合、価格の決定権は売主様にあります。故に私たちの会社ではこれから紹介する、成約価格を正しく伝えることを使命としております。
成約価格はその不動産が実際に売却された価格です。この成約価格がいわゆる「相場」となります。面談にて、お客様には、「不動産の価格、いわゆる相場の価格はどのように決まっているかご存知でしょうか？」とお伺いします。回答として多いのは、固定資産税評価額、公示価格、相続税路線価などいろんな価格を言われます。答えは、「成約事例」です。不動産の価格は全て「成約価格」から相場が決まっております。ご依頼頂いた不動産の周辺で「いくらで売出され、どのくらいの期間で、価格で成約となったか？」が不動産価格の「相場」を決めます。その土地の広さや形状、道路付け、築年数、設備などが価格に影響しますが、可能な限り同じ事例を集めて提案をしていきます。

査定の流れとしては、初査定と再査定の2回お時間を頂くことが基本の流れとなります。初査定には３つの目的があります。まず一つ目は売主様が売薬をお考えの不動産を実際に見せて頂き、より高く査定をするための提案材料を探すことです。二つ目は売主様の売却を希望されるご事情お伺いし、数パターンある売却方法の中からより適切な売却方法をご提案いたします。三つめは査定をさせて頂く担当と弊社の事を知って頂くため、地域での実績や自社の姿勢をご説明いたします。初査定から再査定までの期間は3日～5日程度となります。

媒介契約とは、売主や買主が不動産会社（宅地建物取引業者）に対して、不動産の売却・購入などの仲介を依頼する契約のことです。媒介契約を結ぶことで、不動産会社が公にして幅広く営業活動を行えるようになります。契約形態は大きく分けると2タイプあります。一つ目は専任媒介と言われる1社に絞って販売活動を依頼する形態です。もう一つは一般媒介と言われる複数の会社に販売活動を依頼する形態になります。それぞれの契約形態により、不動産会社が負わなければいけない義務が変わってきます。

不動産売却にかかる費用として、一般的なものは仲介手数料や契約書に貼付する印紙（税金）になります。その他には売却の条件等により必要になるケースがあるものとして、ハウスクリーニング費用やリフォーム費用、建物解体費用や測量費用などがあります。また、売却される不動産に住宅ローンなどの担保がついている場合は、完済後に担保を消す作業として、抵当権抹消費用があります。ケースごとに費用も変わりますので、まず先に不動産業者にお尋ねされる事をお勧めいたします。

まず最初に媒介契約を結ぶことから始まります。これにより不動産業者が広告を出すことが出来るようになり、初めて購入希望者を募ることが出来るようになります。その後、購入希望者からの条件を不動産業者が取り纏め、その条件に売主様が同意されると、売買契約が行われます。売買契約後は、契約書に記載した内容通りに、条件を整えていき、お互いの条件が満たされた段階で、代金の支払いと不動産の権利を同時に交換する手続きを行うことになります。

原則価格交渉ありきの販売活動は行いません。但し、買主様のご希望条件を売主様に正確にお伝えすることも仲介の業務になりますので、買主様から価格交渉の依頼があれば、売主様にお伝えしなければいけないケースもございます。そのような価格交渉をしなくてもいいように適正価格にて売り出しすることも一つの方法です。

売買契約後は、契約書に記載した内容通りに、条件を整えていき、お互いの条件が満たされた段階で、代金の支払いと不動産の権利を同時に交換する手続きを行うことになります。具体的には、買主様が住宅ローンもしくは自己資金で購入を希望の場合、支払い可能な状態になるまでの間に、売主様はお引越しや住宅ローンの完済手続き、その他お部屋の中のものを処分や撤去など、契約書で約束された形にして買主様にお引き渡しをする準備をして頂きます。

主にインターネットからの集客が多くなっておりますので、自社ホームページやイエステーションが運営するホームページ、ポータルサイトの活用など多岐にわたります。その他には、年間2000組以上の会員様への情報提供や、チラシ・情報誌などを使ったアナログでの集客活動も行います。大切なのは売り出すタイミングや時期を考えた広告戦略を立てていくことが最も重要になります。こちらは専門スタッフからプロの立場にて、ご提案させて頂いております。

複数への査定依頼は問題ありません。どの不動産会社が一番信頼できるのか確認することも非常に大切なことです。大切なことは、『高く言ってくれる不動産会社ではなく、高く売ってくれる不動産会社』を探すことです。病院と同じように不動産会社にも専門性や実績があります。弊社は地域のかかりつけ不動産として、様々なお客様のニーズに適切に対応できる経験と知識がございます。是非複数の不動産会社とお話しされる場合は、価格以外の部分に注目すると、本当のかかりつけはどこなのかが見えてくるかもしれません。

可能です。但し、売却が思うように進まない場合というのは、主に2つの要素が考えられます。査定の適正価格に対して、乖離した価格帯で販売されている場合または、価格は相場であるが、室内の状況が良くないケースがあります。価格が乖離している場合は、過去のお客様からの問い合わせ状況を分析し、再度価格設定し、売り出すことも重要です。しかし、室内の状況が悪い場合は、価格以外の部分を見直す必要があります。ハウスクリーニングや手直しして売り出すことで、付加価値がつく場合もございます。まずは何故思うように進まないのか、原因を洗い出すことが重要です。